うつうつとした梅雨が終わり、いよいよ夏本番!
こどもたちが待ちに待った夏休みですね!
せっかくの夏休み。
夏ならではのスペシャルな体験をさせてあげたい!
そんなママやパパに、おすすめです!
特別な道具はなくてOK!
遠出をする必要もなし!
今年の夏は、親子で星空を見上げてみてはいかがでしょう。
夜更かしもいい思い出に!
親子で気軽に星空観察を楽しむコツや、夏の星座についても紹介します。
※ちょっと長めになってしまいました…
夏休みが親子での星空観察に向いている理由
お天気さえよく、夜空に雲がなければ、星は一年中見れるもの。
(大都市では夜も明るくて、条件が厳しいかと思いますが…)
夏休みに親子での星空観察をおすすめする理由を紹介します。
こどもたちが夏休み中で、夜更かしがしやすい。
翌日学校や幼稚園があると、夜の活動はどうしても制限されるもの。
次の日がお休みなら、少しくらいの夜更かしも大目にみれますよね。
ママやパパのお休みとの調整もしやすいですし。
次の日の朝のバタバタを考えなくていい分、ゆっくりとした気持ちで星空を眺めることができますね!
有名どころ。夏の大三角形は見つけやすい!
「夏の大三角形」。
ママやパパも聞いたことがあるはず!
夏の星空を代表する星の並びが、頭上に輝いています!
こと座のベガ
わし座のアルタイル
はくちょう座のデネブ
という有名どころ。
こと座のベガは、おりひめ星。
わし座のアルタイルは、ひこ星。
たなばたさまとして知られています。
たなばたのお話のとおり、この2つの星の間には天の川が!
月明かりの少ない夜、街明かりを避けて暗い夜空を見上げると…
ぼんやりと、うっすらと、雲のようなモヤっとしたところが…
これが、天の川です!
夏の大三角形が目印になってくれるので、見つけやすいですよ!
なんと、流れ星も!
流れ星と聞くと、見れたらすごくラッキーなイメージで、なかなか見る機会がないとお思いでは⁉︎
流星群が見られる日を知っていれば、見れるんです!
夏の流星群は、ペルセウス座流星群!
毎年8月12日頃、流れ星を見るチャンスが訪れます!
事前に、よく見える日時や方角、観察に向いている場所を確認しておくといいですよ!
※長くなりそうなので、ペルセウス座流星群の観察ポイントについては、また後日ご紹介しますね!
ちょうどお盆の時期で、地方に帰省する機会もあるかと。
都会を離れて、街明かりの少ない地方で3世代で星空観察。
お天気がよければ、数日間楽しめます。
素敵な夏の思い出になりそうですね!
寒くないから、ゆっくり星空を楽しめる。
一般的に星空観察に向いている季節は、冬といわれます。
空気が澄んでいて、星の瞬きが見えやすいですね。
ただ、冬は…
寒いんです…
星が大好きな方なら、それもまた一興で楽しめるのでしょうが、こどもたちと楽しむとなると…
ちょっとハードルが上がりますね…
その点、夏は水分補給と虫除け対策を講じれば、気軽に楽しめますよ!
特別な道具は必要なし!
お手軽に楽しむ夏の星空観察。
道具はなくても全然大丈夫なのですが、あったらあったで便利なものや準備のポイントを紹介します。
あると、より星空を楽しめる道具。
虫除け対策・かゆみどめ
失礼しました。これだけは必須です!
外に出る前に虫よけ対策をしておきましょう。
帰りにお子さんが眠ってしまうかもしれないことを考えると、実際の星空観察は、お風呂を済ませて出かけることになるかと思います。
虫よけスプレーをしたまま眠らせるのは、抵抗のあるママやパパもいらっしゃいますよね。
そんな時は、首からかけるタイプの虫よけや、手首・足首用の虫よけリングがおすすめです。
蚊取り線香なんかも、夏の趣を感じさせますね。
飲み物
これも大事でした!
夜とはいえ、夏は夏。
長い時間楽しみたい方は、水分補給をお忘れなく。
ここから下は、なくても十分楽しめます!
ご参考までに。
双眼鏡
夏の大三角形を頼りに天の川を見つけたら、双眼鏡で見てみるのもおすすめです。
もともと天の川は、たくさんの星の集まり。
星はそれぞれ色彩が違います。
まるで、宝石箱の中を覗いているような体験ができるかも⁉︎
※望遠鏡は、前もって組み立てたり、見たい天体にあわせて調整したりが必要なので、やや上級者向き。バードウォッチングにも使える双眼鏡が、お手軽ですよ。
星座早見版
夏の大三角形は星の並びが特徴的で、見つけやすいはず。
それでも迷ったら、星座早見版で星の位置を確認。
スマホアプリに比べると、アナログですが…
これからの理科学習はタブレット化が更に進むことが予想されますよね。
星座早見版を使って星空観察をすることなど、ママやパパと一緒でなければできない経験かもしれませんよ!
スマホのアプリを利用すれば、プラネタリウムさながらに、星の並びを確認することができますが、困った問題も…
暗い夜空で星空観察をするには、暗闇に目を慣らしていく必要があります。
スマホの液晶画面の光は、とても明るく、暗いところで見てしまうと、せっかく暗闇に慣れてきた目を、残念ながらまたリセットしてしまいます…
光量を抑えたとしても、星空観察をするときは、スマホは見ないようにした方がいいですよ!
星空図鑑
図鑑は、星空の観察前にも観察中も、後日にと活躍します。
夏の夜空では、「こんな星が見れるんだって」と一緒に事前に見ておいて、当日、実際の星空と照らし合わせてみましょう。
後日、
「このお星さま見たね〜」
「あ、このお星さまは見えなかったね…今度見ようね!」
などなど、親子の会話が弾むことでしょう!
懐中電灯
月明かりや街明かりを避けて星空観察をするので、足元は暗いですよね。
足元を照らしたり、図鑑を確認したりと、懐中電灯があると便利です。
ですが、ここで大切なポイント!
星空観察の際に、懐中電灯の明かりが邪魔をして星が見えなくなってしまいます…
星空を眺める前は、直接懐中電灯の明かりが目に入らないように気をつけましょう。
対策として、懐中電灯に赤いフィルムをはるといいですよ!
寄ってくる虫も少なくできるので、おすすめです。
レジャーシート
寝っ転がって夜空を眺めるときに、おすすめです!
より星空を楽しむためのポイント
できるだけ街明かりを避けられる場所で観察しよう!
外灯などの街明かりや車のライトで、観察する場所が明るいと、星空を見上げても残念ながら星が見えません。
ハッとするくらいきれいな星空って、そういえば、夜真っ暗な中でのことが多いと思いませんか⁉︎
プラネタリウムをご覧になったことのあるママやパパは、星のが解説の方が、街明かりを消してみますね〜みたいな演出をされるのをご存知では?
ほんのわずから街明かりでも、見える星空の美しさに大きな影響を与えてしまいます。
事前に観察場所を探しておくといいですよ!
月
夜空で一緒に見えている月。
意外なことに、この月も、街明かり同様に星の見え方に影響を与えます。
半月から満月、そしてまた欠けていく月。
月が明るいと、それだけ星が見えにくくなってしまうということに…
どんな月夜かを事前に調べて、月をメインに観察する、星空を楽しむと、目的が変えるのもいいかと思いますよ!
目を慣らしておこう!
これまでも何度かお伝えしてきましたが、人の目が暗闇に慣れるのには、15分くらいの時間がかかるもの。
途中光を見なければ、徐々に慣れていきますので、夜空を見上げるときは、のんびり構えておいてくださいね!
夏休みは、親子で気軽に星空観察を楽しもう!
街明かりの少ないひらけた場所までドライブをかねて少し足をのばしてみたり、キャンプとまでいかなくても、そのまま親子で車中泊というのも楽しそう♪
遠出をしなくてもいいので、こどもたちの年齢に応じて、それぞれのスタイルで親子で気軽に楽しめるというのも、星空観察の魅力のひとつではないでしょうか。
きらめく星々と虫の声。
親子で星空を眺めている姿。
想像しただけで、なんだかニヤニヤしてしまうのは、わたしだけでしょうか。
今年は全国的に短い夏休みになりますが、短いからこそ、ぎゅっと楽しいことを詰め込んで、今年ならではの体験をさせてあげたいものですね!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。